これ最初に知ったのって劇場予告かな?それとも番組?
なんでもいいけど、その時から気になってた映画でした。

いやしかし最近はほんとDVD化されるのが早くていいね。
でも映画館のチケットが安くなったらもっといいのに。
海外って大体安いよね。
日本くらい高いのってやっぱ少ないのかしら?
あれはどういうシステムなんだ?
誰でもいいからもっと安くしてくれ!


ということで、イ・ジュンギの美貌や珍問屋芸(なんて言うんだろうあの芸は。きっと伝統的なものなんでしょう。アクロバティックでコメディ要素もある大衆芸)が見所のようです。
劇場で観たかったなーというのが素直な感想。
伏線の張り方とか、わかりやすくなってるし、
最初と最後の主役2人の感情の動きのコントラストがはっきりしていて
メタファーもわかりやすかったし
みやすい映画だったと思います。

しかしイ・ジュンギ、ああいう切れ長な目の細面がアジアの美男として描かれなきゃ!とは思うものの
まあタイプじゃないよね。
それはいいとして、初っ端からへそだしルックだったのですが(これも別にいい)
腹が白くて(これもいいよ、全然)
少しぷよっていたのですよ。
ありゃあ、どうなんだい・・
まあいいけど。
あと彼は、最後のほうになるとなんか香取慎吾に見えてきました。
なんか似てない?

似てるといえば、相手役の彼も、かっこいいじゃーんと思っていたら
時々土田に見えたので少し引きました。いや、もっとかっこいいと思いました。

ていうかさ、やたら日本の俳優を思わせる人がいっぱい出てきたよ。
重臣中尾彬みたいな人いたし。
アジア映画はこういうのがあるからおもしろいなあ。

あ、あとクンニみたいな名前の王妃はかわいかった!
童顔でねえ。
工藤裕貴をもっとかわいく、陰険にした感じで。

クロバット芸はもちろん楽しめたし、
最後の狩りゲームもよかったです。
だって漢字がわかると理解しやすいの。
こういうのがあると漢字を使う母語を持っていてよかったと思う。
漢字一文字の意味を頭で読み取る時、別にその漢字を読んでいるわけではないと思う。
もう絵みたいなもので、鶏って字を「見た」瞬間ニワトリの姿が頭に思い浮かぶ。
なんて便利な視覚的情報伝達。
あ、でも別に英語圏の人がchickenてスペル見て頭の中に浮かぶイメージも即座に起こるか。
いやでも一文字で「鶏」ってコンパクトじゃない。
あでも画数多いか・・


内容に全然触れてないな。
つまるところ、土田・ザ・いい男はジュンギに恋慕のような気持ちは抱いていなかったんだと私は思います。え、みんなそう?
同志みたいな、家族みたいな、そういう感情を感じました。
ジュンギから土田に注がれるものもそれね。
ほら妹が家のため体を売るのを見ていられなくて、でもそうさせるしかない自分の情けなさ・・みたいな。
だって一緒に芸をしてる時が一番楽しそうだったし。

あとずしっと来た言葉。
たしか2人が、命からがら貴族の魔の手から逃れてきたシーンがあって。

そこで土田に、幸せか?と聞かれて頷くジュンギ。
続けて土田は、なにが幸せなんだと聞く。
するとジュンギは、2人でいられるから、とかじゃなくて
なんでもない。なんか幸せ。みたいな風に答えるの。

ああー、幸せってそういうことなんだろうなあと思った。
このシーンも、2人が家族のような関係であることを示しているように思いますた。


イヴの総て [DVD] FRT-019

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ついに観ました!
これからも引き続きクラシックな名作を観ていこうと思います。

で、やっぱり何より大女優マーゴ役のベティ・デイヴィスが気になった。
あの目、三白眼気味で大きくて、
大きいからこそ、伏せてても横目でもすごい存在感。
しびれました。
中年になって、少し柔らかくたるんできたかしら?って肉質とかしわっぽさとか、そういうのもたまらんかった。
物言いや仕草、目の動かし方、まさに気性の荒い大女優。
声低いし、皮肉屋。
でも魅力的で、憎めない感じ。むしろ慕いたくなるような。

反対にイヴをやったアン・バクスターにはそこまで魅力を覚えなかったんだけど
この人も目で演技をしていて
それが終盤おそろしいくらいでしたね。
キラキラしてんのよ、でもそこに陰謀があるからコワイの。

ちなみにこれ、永遠のセックス・シンボルの一人、マリリン・モンローがチョイ役で出てます。
デビューだったか?
やっぱり可愛いねえ。
ここではグラマラスな匂いよりも、フレッシュてな感じがしてました。
あ、でも今気付いた。マリリン・モンローが出てる映画なんて観たことないや。
むかーしテレビの深夜放送で紳士は・・を少し観たくらいだわね。


ということで、こちらもたのしめる映画でした。
もっとデイヴィスの出演作が観たくなりました。
しかしこれ、500円で買えるぜ?
今度買っとこ。