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いやーよかったねー。
夏になると「すいか」が観たくなる感覚を思い出したよ。
私の部屋じゃもう息が若干白めいてくるくらいなんだが。
邦画はほとんど観ないんだけど
なんかこの、説明もなくすっと映画の空気に馴染めて、そんでプッて笑える感じ?
日常的すぎて嫌な時もあるけど、いい。
大好きなのは片桐はいりと小林聡美の出会いのシーン。
本屋に併設されてるカフェで、コーヒーカップを前に本を読む日本人と思しき女性、片桐はいり。
ガッチャマンの歌詞が気になる小林聡美はそれを尋ねるためにも日本人かどうかが知りたくて、観察を続けると、はいりの手にある本には「ムーミン谷・・」の文字。
もうねーあの時の片桐はいりの顔がね、やばいね。いいね。
私はあの瞬間「アハハこの人ムーミンマニアが高じて本場来ちゃったんだ!」って思ってふいた。
そういう真剣な、あぶない顔をしててね。
いやでもすっごいよかった。
結局ムーミンマニアではなかったんだけど。
片桐はいりの顔は他のシーンでもよくって、
これを観ててじんわり来たのは小林聡美が思い出話をさらっとするところ。
冒頭でも聞かれた「コーヒーは人に淹れてもらったほうがおいしいんだ」っていう言葉とリンクしてるんだけど
そもそもこの言葉自体、部屋でひとり言を言う人ー!となんでもバスケットで言われたら席を立って新しいイスを探すであろう私は、それを聞いた瞬間まずいコーヒーを床に置きながら
「だーよーねー」と声に出して納得していました。
この言葉自体は、斜陽の、かず子の「お母様」が言った「おにぎりがなんでおいしいのか知っている?それはね、かず子、人間の手でにぎってつくるからよ」的な台詞も思い出させる。
おにぎりねー。
なんか逸れたけど、この時の片桐はいりの顔がすっごく良くてね
この人の役は何かの出来事に対して小林聡美よりもたいまさこより早く、一番に反応を見せる位置にあったんだけど
それがまさに出てた。
そういう、すぐアクションが返ってくる性質はまあうざったくもあるんだけど
そのうざったさも混じった表情。
自分の間違いを指摘されて、悔しくて反論したいんだけど相手の正しさがわかってもいて、しかも反論するのに口を開いたらその途端反論の言葉が嗚咽に変わってしまう、だから口を一文字にして目を見開いて涙を堪える生意気な子供、そんな雰囲気。ていうか顔。と髪型。
泣くの堪えてるのはわかるんだけどさ、その「堪えてる様」がすでに泣いてるんだよね。情景として。
試合に負けて、夕日を背に悔し涙をのむドカベン登場人物のようでもあったな。
とにかくいい顔だった。
かもめ食堂の由来ともいえるエピソードもよかったな。
でかいかもめの話。
死んだでぶ猫を思い出しもした。
そして最初から出てくる三人組のでっかいおばちゃんズもいい。
やっぱりおばちゃんは3人以上でないとおばちゃんぽさが出ない。
あ、いや主人公3人について言及しているわけではないです。
あと期待してなかったのにみんな服がかわいくて。
もたいまさこの「買っちゃいました」もそうだし
普段着も、海を眺める外着のドレスとサングラスも、もちろんエプロンも。
しかしああいう格好だとやっぱり靴はぼってりしたものになるんだね。
アメリ思い出したわ。
あ、現地の奥さんの、白地に赤い大きな花プリントのワンピースもかわいかった。あの人2回そのドレスで来店してたけど。形としては、もちろん胸元が大きく開いてた。
そして鑑賞前どこぞのレビューで見た点について。
小林聡美の料理する姿が美しい、というものだったんだけどなるほどたしかにそうだった。
姿勢よく、動きと動きの間にワンクッションがあって、動きが小作り。そして終始顔にはごくかすかな笑み。口角が普段上がっているかそうでないか、くらいのものだけど。
ああいう感じが、丁寧に生活してるって感じでたまらない。
でも声はぼんやりしてないで年齢相応に低めだし、「いらっしゃい」なんて言うトーンは魚屋とか八百屋のおっさんの雰囲気がある。
それが「お客さん」にとって落ち着きを与えるような雰囲気でさー。
たしかにおにぎり食べたくなるよ。キートゥス。(って聞こえる)
というわけで久しぶりにエンドロール最後まで観た。
エンディング、陽水だしね・・
声が若いよ・・
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と例によって偉そうに。
主人公けっこうイケメンだけどカラーで観たら濃すぎるんだろうなー。
なんかレオナルド=アルゼンチンのイケメン=スパラングリアの「10億分の1の男」思い出したわ。
つーか私はロシアンルーレットという単語が出てくる予告編をみていて
たぶんそのせいでロシア映画だと思ってた。
すげーフランス語だったよ・・
しかも最初に聞こえる名前ジャンフランソワだし・・
なんか申し訳ない
つーかモノクロの外国映画だと3割増しで登場人物の把握がしにくくなる。
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だからこういうの結構好きなんだってば。
やー前回のsave the last dance2より格段に見栄えする映画でした。
ダンスも登場人物の見栄えもね。
しかしタイラーは話が進むに連れて「結構ブサイクじゃない・・?」って気がしてきた。
でもhoney(原題なんだっけ、ジェシカアルバ主演のやつ)とどっちが絵的にいいかと問われると困る。
ジェシカアルバ可愛いよ。でもシマウマみたいな男多かったし
ジェシカアルバも途中ヤンキーみたいな薔薇のアップリケつきのジージャン・ジーパンだったし。
まあ服で言うと、ヒロインがやたら練習ごとに服(レッスン着?)を替えているのが気になった。
かわいいけどたまにおばやんパンツみたいなのはいてるからびびる。
あとフィギュア見ててもそうだけど、「ひーすごいきれい、美しい」って動き、ポーズがあれば、思わず笑っちゃう動きもあるよね。
この映画で言うと背中に手をあててリフトされたヒロインの脚?
脚だけでもおかしいのに、スカートが男の顔にフワフワして余計おもしろい。
ちなみにフィギュアでは男子のプリケツ具合、移動時にケツを突き出して横滑りするところで絶対笑う。
ダンスは練習シーンが一番よかったなーと思う。
それはstld2でも同じだけど。
なんかいまいちクライマックスの本番ダンスが「う〜ん」てのが多いのはなんで?
まあstld2よりはよかったんだけど。
全体的にむこうより迫力があった。あっちはクラシックバレエだったからなのか?でもこっちがモダンバレエだったのかよくわからん。
一言で言うととにかくタイラーの首が太い。室伏並み。