ストレンジャー・ザン・パラダイス [字幕ワイド版] [VHS]

ストレンジャー・ザン・パラダイス [字幕ワイド版] [VHS]

あー、なんか節目節目にもう一回観たい感じ。
ハンガリー。時々こうやって出てくるんだよねえ。
ハンガリー語ができる友達に観てもらって、なに言ってるのか教えてほしくなるその度。
i put a spell on youがいい。
ジャームッシュはtom waitzといい、こういうしゃがれ声が好きなんだなあ。
私も好きだけど。
だからウィリーの声もたまらなくいい。
しかしモノクロということもあって時々どっちがウィリーでどっちがエディかわからんくなる。
「パラダイス」に行った頃から、いきなりエディがウィリーみたいな破天荒な服装になって、ウィリーが無地のシャツとか着出すもんだから余計。
しかし私も白人男性だったらああいう帽子をかぶって革のジャケット着て、ポケットにお金(生)と煙草入れて外を歩き回りたかったです。

ゆれる [DVD]

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邦画っていつも思うんだけど、声聞き取りにくくない?
たぶん私はいつも洋画を観ながら、字幕も見ているわけで、視覚的要素にかなり助けてもらってたんだなあと思う瞬間。
最近のは英語字幕も選べるのでそれをonにしてみると、
読み方がわからなかった俳優の名前なんかもわかって便利。


ちゅーわけで観た人観た人いいって話しか聞いてなかったこの映画。
たしかに香川照之がきもい。
もちろんそれはhable con ellaのベニグノのきもさのようないい意味での。
しかしもっと湿度の濃いきもさ。
つり橋でちえちゃんの服(これがまたださい。しかもそのださい服のポケットに両手を入れて立っていて、きわめつけには「あの頃は失敗しちゃいけないって気持ちばっかりで・・うんぬん・・あたしも東京行きたい」とか言い出すもんだからもう悶絶)のすそをつかむシーンとかやばかった。
あれは私でも叫んで振り払う。
惚れた男でも振り払う。


しかしちえちゃんはくらきマイに似てるような、他の女優に似ているような
どっかで見たことあるようだけど特に印象の残らない人でしたね。
でも新人賞受賞したみたいです。


他のレビューを見て、オダジョー演技変、変に目立ちすぎ、ってのがあって
まあたしかにそうだなーとも思ったのですが
赤いパンタロン(ではない)穿いてるのにはちょっとふきましたし
その赤い尻を後ろから撮っているのにも笑ってしまいました。


オダジョーといえば最後の台詞。
私もあれは「うちに」というのが気持ち悪くてしょうがないです。
なんでそこでいきなりメルヘンになる!?と思った。
でもね最後の歌も、BGMも好きですよ。
ベースの音がいいね。


同じ監督のデビュー作、蛇イチゴも観てみたくなったのでした。
クレジットに誰も知らないの監督の名前が企画で載ってたからアラと思ったら
ちゃんと会社名が製作委員会にも名を連ねてました。
そして監督のプロフィールを探してみたら、ここの採用面接も受けてたんだって。是枝監督とはその時出会ったらしい。
そして蛇イチゴは脚本監督をしてるんだけど、その脚本を読んだ是枝監督のプロデュースさせてくれという申し入れにより実現した映画なんだとか。
で、ゆれるもそういう流れなんじゃないかと。
うへーすごいね。
しかもこの二作は監督が見た夢がもとになっているらしい。!
あんたもか!
というわけで、また夢テーマ・モチーフ映画のリストが増えました。
そういえばこの会社、実は私も受けました。
何も準備しなかった上に初めての就職面接で
おまけにわけわかんねーこと言ってきたからもちろん落ちましたけど。
明らかに人数調整で面接の場に呼んでもらった風だったけど
一番おもしろい面接でした。
順番待ちの間、観てる番組のスタッフからいろいろ話を聞けたり、質問できたりもしたし。
楽しむだけ楽しんで帰ってきてしまったのでいけないわけですが
あれはあれでほんと呼んでもらえてありがたかったと思ったのでした。

ハロルドって薔薇の名前のごちゃまぜ宗教家みたいな人に似てないか??
マギー・ギレンホールがバスタブに浸かるところはどうしても想像できなかったです。