しばらく書いてなかった。まとめてドドンパ

ロング・エンゲージメント [DVD]

ロング・エンゲージメント [DVD]

これねえ、全然興味なかったんだけど。
やっぱり観たあとも微妙な感じだったよねえ。

だって最初からマネク(ギャスパー・ウリエル)が死ぬ間際一緒に過ごしてた兵士の顔と名前が一致しなかったんだもん。
そして観ながら、マネクという婚約者が戦場で生き延びたと信じて彼の軌跡を追うマチルドに対し
「うわー無理ー!こんな待てないー!」と終始思ってました。

ジュネらしいユーモアはあるし、
あの画面の横に電話してる相手がぼんやり映る技巧とかは変わってない。
でも戦争を描いてるだけあって地味なつくりに感じられた。
物足りないというわけではないけど、
だからとにかく誰が誰だかわかんなくなるんだってば!

マリオン・コティヤールがめっちゃかわいかった。
ああいう顔たまらん。額が広くて目が離れ気味、三白眼。髪はバレリーナひっつめ。
絶対見たことある、と思ってたらビッグ・フィッシュとエコールに出てた。
エコール!あのバレエの先生だよー!!
電車の中で煙草吸うの。
脚が悪くて杖を持って歩くの。
スモーキーピンクのカシュクールがすごい似合うの。
ああ、好き。
でもバレエじゃなくて学科の先生だったかもしんまい。

BULLY / ブリー [DVD]

BULLY / ブリー [DVD]

またlarry clarkかよって?
だってビデオ屋閉店間際で急いで手にしたから今週はミスチョイスばっかりなんだよ!
(今週借りたもの:ブリー、ロング・エンゲージメント列車に乗った男、最後の誘惑、ジャンク2)

まあなんだかんだで一番ラクに観れてキャスト的な画も楽しめた映画だったんではないか。
あのうっすい髪の将来ハゲ確定いじめられっこはブラッド・レンフロだし
sex and the cityの中盤、ロスに行ったキャリーの信奉者のもさい女子を演じてたレイチェル・マイナー(マコーレー・カルキンの元嫁)がハゲの彼女役、
一番可愛かったであろうビジュー・フィリップスは・・ペニーレインに出てたね。
げっし目科の新人・ケリー・ガーナーも化粧してない時のとの差がいいし
そして何よりドリーマーズで「豚みたい、ディカプリオ、渡辺徹!」とコキおろしたマイケル・ピット

いやあ、なんだ、彼、いいじゃない。
演技うまいんだと思う。
あの髪型のせいか、最初の登場シーンのあたりはwhite stripesのjackぽい感じがした。
やー、や〜な感じがうまかったと思います。
ドリーマーズでのや〜な感じとはまた違ってね。
ヘドウィグを未だに観ていないのでみたくなりました。どんな役をしているのかと。


DVDの特典映像がもりだくさんで、まあどんなに気前よく入っててもこんなの観る価値もないものがほとんどなわけだけど
この中のインタビュー、俳優たちがキャスティングされた経緯について語るチャプターはおもしろかった。
全員が全員「ラリーとやった」って言うのね。
最初のビジューがすごいほんとっぽく話してるから「え?いつ『やっだーうそよー!』って言うの?」って思ったよ。
男子たちのうるんだ瞳で言う「他のスタッフとも?いや・・ラリーだけかな」とか「でもそれきり。セットで会ってもラリーは目も合わせてくれない」とかの台詞はうけました。

しかしビジューはすげーかわいかったのに、
インタビュー中は微妙だったなあ。
言ってることもバカ丸出しな感じで。
かわいいのになあ。
ケリーの顔も気になる。
レイチェルは典型的赤毛女子の丸顔でもさいんだけど
時折アップになると濃い眉毛の線と瞳のあたりがすごいきれいでびびる。
インタビューの受け答えもずいぶんまともで。
出演者たちからはやたらと演技がうまい、鳥肌が立つ、緊張する、と絶賛されていました。

しかし今回はちゃんとストーリーがある映画だなあ、と思っていたら、
コリン脚本でもなければ原作があってノンフィクションだったわけね。
それがあって今回は素人キャスティングじゃないのだろうか。



こ、このジムキャリーの接吻画像がパッケージってのはどうなんだい。
でもさやっぱこういう映画の中だとかっこよく見えるよね。
ケイト・ウィンスレットは肌の質感とか、特に鼻筋のあたりのそれ、がきれいでした。
変な髪の色にしてるキャラクターってよくあるけど、みんな染まり具合がいかにもセルフなのが多いよね。
つまりそこまで固執していなく、きれいに染める金もなく、大体がパサパサだし、つまり不健康で、酒だったり煙草だったり薬を飲んでいる。
ケイトはよく言われるように健康的な体をしているのでそこまでジャンキー臭は漂っていなかったけど、
その分いけすかない感じが色濃く出ていました。

ま、一番いけすかないのはなんちゃんほっぺのキルスティン・ダンストだけどね!
不倫役似合いすぎ。
そして受付でテキトーに患者をあしらう感じ、板につきすぎ。
ほんと生意気な顔の代名詞のような人ですね。
嫌いじゃないけどさー、不思議な顔してるよ。

↓のクジラもそうだけど、ハリウッド映画でありながら監督がヨーロッパの人、という映画。
それだけに色彩がちょっと違う感じ。
ビビッドな感じ、ヨーロッパ独特の乱雑とした部屋から流れるあたたかみ、人の髪の質感っていうのはまさにそういうのを感じる。
特にこっちの映画は監督をミシェル・ゴンドリーがしてるって理由もあるんだろうが。
なんでも元々はPVとかCM畑の人だったらしい。
あ、あと美術とかにも名のある人を起用してるあたり、また違うものがあるんでしょうな。

そういえば、これもチャーリー・カウフマン脚本。
なんかいろんなのを書く人なんですねえ。

全然ストーリーに触れませんでしたけど、これはいかんせん失恋の痛みをちゃんと経験した者ではないのでなんとも。
人を好きになるってすげーことだね。
これ恋人がいて観たらひょっとして「すげー!」と思ったのかもしれませんが。
今の私には「イライジャ、こういうのにも出るの〜」と思ったくらいでアレだねえ。
でもまあつまらない映画ではないので、まあいいんじゃないですか。
て、てきとー。

モーツァルトとクジラ [DVD]

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女主人公をケイト・ボスワーズがやっていると何かで思い込んで、
へーこんなキれたのもやるんだー。と思っていた。
いや、最初から顔ちがくね?とも思っていたけれども!


ジョシュ、好きじゃないのに最近出てる映画を観るたびいい男に見えてしまう。
あの奥目がどうしても苦手だし、そのうえあの眉毛はないと思いつつ。
日本であの眉毛の若者はなかなかお目にかかれないよね。
というわけで序盤の、パーカーの上にダウンベスト、ニット帽というコーディネートがすばらしく似合っていた。
ベストって嫌いだしダウンも嫌だけど、いいねえ。
男だったら真似するなあの格好。

エリザベス(名前ちがうかも。ヒロイン)の笑い方は、あれ演技だよね?
ッハ!っていうものすごい男前な笑い声。
あの笑い方やら、金属がふれあう音を聞いて発作が起きてしまうシーン。
なんかトゥレットの友達を思い出すのでした。
いや、その友達はあんないい女じゃないけど。


なんかなあ、こういうのを見る度、私にはできないと思ってしまう。
人を助けるという気持ちが私には根本的にものすごく欠如している。
そしてそういう人を見る度、なにかを期待してるんじゃないかと思ってしまう。
だから自分が助けられても素直にありがとうと言えないし向き合えない。
困っていても食い物にされるかも、と思って誰にも頼らない。
けどイジーには「見返りを期待してる」ふうなところが見えなくて
本当に助けたくてやってるんだなあと思わせるところがあった。
なんだろう、映画だからだろうか。
この話、ディティールも、別にアスペルガー症候群という言葉が出てこなくても理解できるように思えた。
アスペルガー症候群というのがそういう性質を持っている、ようにも勝手に思う。
傍から少し見ただけでは健常者となんら変わりがないように見えるという点で。
それはメリットのようでいて、外見だけだと健常者に見える人たちが説明の機会を与えられずに苦しむところなんだけど。

というわけで、トゥレットの友達がいつか観る機会があったら、これは一体どう思うのか聞いてみたいと思ったのでした。
いや、とても「観てみて!」とすすめられはしない。
ついでに感想を話し合うことにもならなそうだけども。

ドニー・ダーコ [DVD]

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これ、いつもスクービー・ドゥーとどっちかわかんなくなってた。
なんか似てない?似てるように思えてたんだよ。

レンホー姉弟がそのまま姉弟役で出てたことにちょっとプッっとなりつつ。
なんだろうね、観る映画観る映画すべて夢がキーワードになっているようなこの頃。
でもそういうのってあると思う。
映画自体への感想としては、そこまで面白味を感じなかったんだけど
何回か観たくなるようなものにはなっている。
その点、監督(若いなー)の狙いはうまく当たっているんじゃないでしょうか。

そしてジェイクがきもいのなんの。
いや、演技うまいんだろうね。
イっちゃった顔をしていました。
中盤、dirty dancing1やろくろエッチ(え?)のゴーストの彼が特別講義をしている最中、
手を挙げて全校生徒と彼の前で攻撃的にシニカルに揚げ足をとりまくる場面。
そしてそのあと、インチキ宗教家みたいなその男にすぐさま
「そういう攻撃的な性格は、自分に自信がないからだ」(相当うろ覚え)
みたいに反撃される場面。
(でももちろんジェイクもすぐ「そうかもしれない」と認めながら、また攻撃することをやめない)

私は中高とそういう性格をしてきて、今もだいぶ丸くなったものの基本変わらないから、
なんだかこそばゆく感じたりして。
授業中でも関係なくやたら先生たちに逆らって議論したし、バカにしてたなあ。
ヤンキーが「てめえらいっぺん死んでこいよ!!」とか威嚇するのではなく
「先生、それはさっきの○○っていう話と、××って観点から矛盾してないですか。それともそれは△△って話を持ち出すことにより解決されるんですか。どっちにしろよくわかんないんでもう一度よく説明してください。」ってふうに慇懃無礼にチクチクやっていたところが恥ずかしい。
宗教の時間は特に。
何度か授業が進まなくなったり、先生の顔が赤くなったり。
そして友達に「○○ちゃん(先生)とよく喧嘩してたね」ってあとで表現されることに
喧嘩じゃないのに、と憤りを感じてた。
これはまだ覚えてるからいいけど、時々高校の友達と会うと、覚えてもいない珍事を知らされてびっくりする。
担任の男が、みんなの納得できないような話をしていた時、みんなが「えー!」とブーイングするのに混じって、私は「バカじゃん」と言ったらしい。
その言葉を拾った担任が、「バカとはなんですかバカとは」とキレ出し、
それに対し私は「何こいつキレちゃったよ」という顔で半笑いで「すいません」と謝ったと言う。
怖い、自分が怖い。


どうでもいい話をはさんでしまいました。
私はいまだにcellar doorの美しさがわかりません。
でもドリュー・バリモアはちょっとすごいのかもしれない。
製作の方面のことはよくわからないけども。
彼女はそういえばチャーリーズ・エンジェルの製作指揮にも関わっていたはず。
アレは私が好きな部類の映画ではないのでなんともいえないけど、製作という面では売れたのでまあ成功したんだろうし。
よくET子役、子役の辿るアル中・薬中にだけ埋もれずここまで盛り返したものですよ、ね。
ジェイクをキャスティングしたのも彼女の意見があったみたいだし。
そういえばマギーとドリューは友達なんだったっけか?
あれ?なんちゃんほっぺ同士なだけだっけ?まあいいや。


うーん、でも絵的にはなんにも魅力を感じなかった映画だな。
転校生の女の子くらいだし、かわいかったのは。
どっかで見た事あると思ったら海辺の家の子らしい。


というわけで、今のところ着々とすすむ夢をテーマに観る映画リスト。

アイズ・ワイド・シャット
・オープン・ユア・アイズ
・ウェイキング・ライフ
・アレックス
ドニー・ダーコ