内緒話

家族って顔が似てたりするじゃない。
パーツはそんなに似てなくても
目の動かし方、とかそういう細かいとこが似てたりする。
パーツは整形で劇的に変えられるけど
そういう細かい動きというか癖はなかなか変えられないよね。
目の動かし方ってのは特徴的で
私も兄とそれが似ていると母に指摘され凍りつくような思いをしたことが。
(兄は土田系)
姉は持田香織の目の動かし方に似ている。
3人とも挙動不審というか、何かを恐れているような感じが。


あーなんかこういうの怖いなー。
前に読んだ村上龍ストレンジ・デイズで、
こういうちょっとした癖をすぐ見抜いて、その微妙な加減で真似をするという女・ジュンコがいたけど
これを真似するってすごいな。


そういえば行動学と心理学を混ぜたようなものでは
人はなにかを思い出す時は右上のほうに、
ウソをつく時は左上のほうに目をやる
(どっちが右上かは失念。ちなみに左右の下バージョンもあった)
って説も聞いたことあるな。


小学生、中学生の時の担任の先生が言った言葉で覚えているものは今でもやっぱりあって
その中には
「二重は美男美女の一要素」
(先生は二重だった)
(この頃すでに目にコンプレックスを抱いていたのでそれが更に強くなった)
(そしてばななのつぐみを読んだら、つぐみが美少女という設定でありながら一重だったのでものすごい疑問を抱いた)
「女の子は二十歳を過ぎると大体二重になる」
という目にまつわる神話もあり。
高校の時の先生には
「妊娠すると肌がきれいになるのよ。だから今ニキビで悩んでても平気なのよ」
とか言い出す人もいた。
まったく皆デリカシーがない。
励ますつもりで相手をどんぞこに突き落とす人って結構いるもんで。


そして二重神話を説いた先生が家庭訪問をした際
「○○ちゃんはものすごくしっかり人の目を見て話を聞くし、話す。そういう態度はこっちが少し威圧されるというか気まずくなるようでもあるけど、いいことです。」
みたいなことを言ったことがあるらしい。
私はそれをおかんから聞かされたことを今でも覚えている。
当時私にそんな意識はなくて、
そういう教育を受けた覚えもないんだけど
なんだかその時から変に人の目を見ることを意識するようになった気がする。
ちゃんと人の目を見なきゃ、と思ったり
あんまり見てちゃ失礼、と思ったり。
目出し帽をかぶって生活したいと思っていた頃は人の顔、目を見るのがちょっと恐ろしかったり。
ああ目付きが悪いんだろうな


行動心理学で思い出した
話している男の唇を見ながら話すといい効果☆
ってそういうくだらない話
でもなにかで裏づけされてるんかしら。


スピーチのクラスでは昔
話す相手の目を直接見るのが恥ずかしかったら
ネクタイの結び目を見て話すといい
なんて話もされたな。


データを取ったら
人と話してる時、どれだけの割合で相手の顔や目を見て話してるんだろう。
一対一でない限り、話してる人の顔をずっと見てるのは媚売ってるみたいで嫌だ
授業中、教授の方を向いてうんうんうんうんうん赤べこみたいに頷いてる女子たちを思い出す。
あんな頭振ってたら絶対何も聞いてないんだぜ。
それとも何かのエクササイズなのかもしれない。