ダイアログ

休憩中のマックにて聞いた話


「や〜でも東京までわざわざ合コン行くのもだるいしさ」
「(うなずいているらしい)」
「夏休みは行ったけどね」
「(〃)」


「つーか大学でそんな出会いとかねーよな」
「だよな」


「〜だと男1ケタくらいしかいないらしいよ」
「へ〜
 でもアレじゃね?
 男が多くて女が少なかったら男は女を大切にするけど
 女が多くて男だったら女は怖いよ。
 男を閉め出すからね」
「(〃)」
「男が1ケタとか俺マジ無理だわ
 怖いもん」
「(〃)」
「つーかアレだよそういうとこだと逆に女は他の大学とか行くらしいよ
 逆に同じ大学で付き合ったりとかないんだって」
「(〃)」


「ブラックコーヒーが世界一かっこいい飲み物だと思ってっから○○さんは」
「へ〜」
「朝に飲むブラックコーヒーが一番うめえとか言ってるから」
「(〃)」
「俺らが言う世界一とか別にほんとにそう思ってないじゃん?
 でも○○さんは違うから。マジで世界一だと思ってっから
 あの人すげえナルシストだから。マジナルシスト。
 いや〜でもマジナルシストはウザいね。
 で、俺らはいつも○○さんの日記見てすげーつって笑ってんの。
 けど俺いま友達じゃないから見られないのね。」
「(mixiを知らないらしい)」
「俺前にバトって〜、友達と認められてねえの。
 だから友達だけしか見られない設定の日記見らんねえの」
「へー」
「なんかあいつ設定変えやがって〜前は公開してたんだけどさ」
「(〃)」


「お前アレだよシャカシャカチキン食おーぜ」
「(たぶん頷いた)」


「(チキンを振りながら)めんどくせえ〜〜!」


あとは煙草の吸い方などについて話していた。
2人はたぶん高校か中学の同級生で
喋ってた方の話に聞き役がひたすら頷く感じ。
喋ってた方をタカシ、聞き役をサトシとして
タカシはサトシに色々教えてる感じ。
サトシはたぶん同級生だった頃から見た目も変わらず
格好もダッフルコート着ちゃう感じだけど
タカシもタカシで変な帽子かぶっちゃってて
「俺は垢抜けたぜ」
みたいな鼻息荒い勢いが目に見えてて気まずい。


公共の場で、今一緒にいる人と話している風を装いながら
なにか自分の人となりを周りにアピールするような話をする人がいる。
キーワードを会話の中にちりばめて、
そしてそのキーワードはその会話の中でさして重要ではない。
そういう話をする人と一緒にいると
やたらめったら自分が言った言葉の説明を挟んでくる人と一緒にいる時のようないたたまれなさを感じる。
でもこうやって他人として聞いてると
まあ色々想像できておもしろいんだけど。


いやまあしかし今更だけどmixiやってる人すごい増えたよなあ。