ジャームッシュの映画の中で一番好きかもしれない。
いやっ、やっぱ一番はコーヒーかな。悩むな。
トムウェイツは何度見ても薔薇の名前のカルトに似てるよなあ。
猪みたいだけど、でもあの声聞かされたらどうでもよくなるわ。
かっこよすぎる。

ジャック役の人のでかすぎる鼻と、半開きの口、斜め右を見上げる目、の伊達男な感じもよかった。

そしてロベルトベニーニ。
サザエさんみたいな寝癖、ずるすぎるからそれ・・
彼が出てくるだけでにやけてしまう。
両手を擦り合わせたり、1人寂しいから楽しい話(もしくは少ない語彙で話せる話題)をしようとして家族の話をして逆にしょんぼりしたり、みんなに会えてまいふrrレーンズ!!って大喜びしたり。
出てくるだけでも笑えるのに更に喋り出す・・もう・・やめて・・


ツボだったところはいっぱいある。
ザックにジャック、ジャックにザックって呼びかけちゃうのもありがちなのに笑っちゃったな。
笑いをのぞけば、ルイージおじさんの服を別れ際交換するジャックとザック。
いやーーーずるい。
男になりたい。
そしてあのシーンを見てメキシコのジャームッシュと言われている(ほんとに言われてんのか?)ダックシーズンの監督(超イケメンだから!名前忘れたけど、イケメンだから!!)を思い出した。
いやーーいいなーいいなー男になってああいうのしたい。
交換したあと、ザックが握手する仕草で手を出す。
ジャックが握手しようとすると、さっとザックが手をひっこめる。
ザックはしてやったり顔で、
ジャックはあの口を尖らせた表情。
いやーーーいいなーー

同じように、黒人コミュティを描いた映画でよくある
拳をぶつけ合わせた後手のひらを打ち合わせたりしてシュパパパってやるやつ、あれもずるいと思う。
しかしこれは服の交換と違って、あっちむいてホイすらできない敏捷性と反射神経のない私にはとても真似できないな・・たとえ男になっても・・・

なぜか2枚も置いてあった・・こういうジャンルがなぜ2枚?という疑問。
スキンヘッズとパンク、サブカル、ゲイ、、が浅く薄く入り込んだ短い映画。
モノクロでフィルム古くて、台詞はなんかアテレコみたいだし
ボカシは明度が低くて結局のところ見えちゃってるし(最初、え・・?何、私こんな能力持ってたの?見えてるけど!!と思った。バカだなー)
やーでもまあ観ておいてよかったかな