や、やっと観られた・・!!
カウフマンの最新作って何?もしかしてアダプテーション?それともエターナルサンシャイン?
もっと観たい・・けどこれが一番なんじゃないか?


おもしろかった。
マルコヴィッチ本人が穴に入った後の、
マルコヴィッチ・・マルコヴィッチ・・
マルコヴィッチ!!
マルコヴィッチ・・?
マルコヴィッチ!!
は不意で大笑いした。
しばらく笑いがとまらず・・。
クレイグのダンスをするマルコヴィッチにも笑いがとまらず。
も、もうやめて・・

これももう一回観たいです。
ミヒャエルエンデのモモみたいなひどい風貌のキャメロンディアス扮するロッテは
「穴だなんて、ヴァギナを想像するわ。マルコヴィッチのフェミニンな面を見たよう」
とかなんとか言っていたけど
あのマルコヴィッチのどこかへ通じるトンネルはたしかに膣のようなイメージがあって
そこに入っていく人はみんな屈んでいるから、ハイハイの状態になるんだよね。
赤ちゃんのハイハイ。
そして15分経つと、ニュージャージーの枯れた草だまりの土手に落とされる。
みんな土手の水分や泥で体がまみれて、そりゃもう生まれたばかりの赤ん坊が羊水に包まれているような。
カーネーション、輪廻転生のことにも思考を伸ばした。
操り人形や、ファイリングのこともあってもう盛り沢山
最初にエミリーディキンソンのことが出てきたけど、
ロッテとマキシーンの娘の名前はエミリーだし・・
デレクという著名な人形師が、ディキンソンの巨大な人形を作り、詩の朗読をするというパフォーマンスを行ったこと。
有名になるということはかくも虚しきこと・・みたいなことを言わせていて。
その後、マルコヴィッチに乗り移ったクレイグが夢だった人形師で身を立て、デレクが出ていたようなテレビ番組で特集される。
そして最後にはクレイグが(マルコヴィッチだったのか?生まれる子供はマルコヴィッチの次の器ってレスターが言ってたし)エミリーの中にいる。
そしてプールの中を泳いでいる・・


クレイグとマキシーンが金儲けのために作った誰でもマルコヴィッチになれる会社はJM inc.だけど、ありゃジョン・マルコヴィッチということなのだろうが、Mはマキシーンのイニシャルともとれるってのがまた。そしたらJは何って感じだけどさ。
あと71/2階。あれはフェリーニの81/2を想起させられる・・フェリーニは半分という意味の1/2じゃないらしいけどさっ
そういえば81/2も夢の要素があったね。
この映画を見ていてもどこか夢を感じさせるところがあった。


あ!あとマルコヴィッチがレストランでマキシーンと初めて会う時、あの障害を持った役、よかったよって話し掛けたメガネの男。
あれ、SATCのスタンリー(だっけ?ゲイのカラフルなキャリーの友達)じゃないか?
声が男モードでよくわかんなかったけど、横顔とかハゲ具合がすごい似てた・・


それからキャスト・スタッフプロフィール見てて驚いたんだけど、
スパイクジョーンズって本名じゃないの?
でもカウフマンが携わってるからなんか信じられない・・。
えー!!
それにジョーンズのスペルがjonezになっていたのも気になった。
spike jonesじゃなかったんだっけか?
でも私いつもスパイクジョーンズとスパイクリーがごっちゃになる。(ただでさえごっちゃになるのに、リーの方はいつもspike lee jointとかってクレジット出すから、Jが混ざる)
ジョーンズの方はすごい若いんだね。
声すげー高いし。なんかゲロってるし。ナイーブそう・・
そしてスパイクジョーンズはたしかソフィアコッポラの元旦那だよね。
ジョーンズにくっついて来日した時の思い出がlost in translationになってるんじゃなかったっけ。
そして今まだ続いてたら、タランティーノと付き合ってるはずで・・
そう思ってたらマキシーンがソフィアに見えてきてさ・・。
いやなんか似てない?マキシーンのが全然美人だけど