先週は、月曜日くらいからずっと「夕飯はラーメン」と思い続けていた。
金曜日、ようやく実行。


やっぱり夕飯ラーメンってのは金曜日が一番しっくりくるんじゃないかね。混んでるけど。


チェーンの、なんでもないラーメン屋なんだけど
前に入ったら安いのにすごいおいしくて
「うおーラーメン屋のラーメンてやっぱうめーな!」
と感動した。
スープまできれいに食べた。

あの、前に行った野球中継をTVで流してるなんとか軒より全然安くてうまいもの。
もうなんとか軒は行かない。


ちょっと節操ない感じだから、ラーメンでもしょうゆかとんこつか選べるらしく
「生中と、あとラーメンください」
「ラーメン、しょうゆでいいですか?」
「えっ!しょうゆ以外にもあるんですか!?」
「えー、とんこつとか・・」
「じゃあ、とんこつください!」
と喜び勇んでとんこつ注文した。
ラーメンはとんこつが一番好き。
しょうゆでもいいけど、しょうゆだと可もなく不可もない。テンション変わらず。
だけどとんこつだとグッと上がる。
しかし初めて行った時は、刑事小説に影響されて「しょうゆラーメンくいてー!」って気分だったので
しょうゆで全く問題なかったんです。
だけどとんこつあるって聞いた瞬間乗り換えちゃったよ。
とんこつ、最高。


ちなみにラーメン390円。
これに生中つけて800円。
ビールのおかげで、お腹一杯になる。
ほろ酔いで帰宅したらもう寝ちゃう。
DVD借りてもいいけど、アルコールの後は大人しく眠気に任せた方が心地良い。
だからDVDは土曜に借りることが多いです。
幸せ。

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そんな気分で毎週過ごしてたけど、
翻訳の仕事で珍しくアッパラパーに残業していた金曜日
私より早く切り上げた営業チームにステーキを食べに行こうと誘われた。
このステーキ屋がすごくて、アメリカンなステーキを出してくれる。
前に社長と部長について行ったことがあって、
店主はプロレスだか格闘技マニアらしく店内はそういう写真で天井までぎっしり。
ナプキンはサラ金の配布ティッシュで、ソースは2リットルのペットボトルに入ってる。
サラダのレタスもトマトもやたら大切り
メインの肉はもちろんドドーン!て感じ。
あと、肉が最初に来て、次にライス、サラダが来る。
逆の順番w
兄に話したら、サラ金ティッシュを使うところは結構あるらしい。
でも初めての私はびっくりした。そして笑った。
けどやっぱおいしかった。


余談挟んだ。
で、おいしいけどステーキよりハンバーグ党だし
その日はもうラーメンと心に決めて、
朝からそのつもりでウキウキで会社にいたので
「いや、いいです。私今日ラーメン食べるんで」と断った。
(よく考えると上司の誘いを断るって社会人としてちょっとありえないけど、大丈夫うちの会社だから。)


そして例の390円のラーメンのことを話していたら
ちょっと不憫に思われたらしく
A「いやでも俺わかるわ。大阪から東京来て、周りはみんな敵やねん。そういう時仕事終わった後、駅前のビデオ屋でビデオ2本借りて、」
B「しかも2本って。(笑う)」
私「(えっ2本てむしろ少なくないか)」
A「ほんでコンビニでちょっと、コーラとお菓子みたいなん買うん。で、家帰ってそれ食べながら映画観るんや。これが俺にとってはすごい幸せやってんけど、後で嫁とか連れに話したら可哀相って言われてな。でもいいよな?ちょっとこういう気持ちわかるやろ?」
私「はい」


口に出さずに、ウワ〜まんまやん、と思った。
まさにそれ私の週末の行動パターン。
それって可哀相なの、自分じゃ幸せだと思ってたよ。


「いや〜でももし彼女がそんなんだったらちょっとひくわ」くらいのこともぼそっと言われた。
まだ、曝け出してない生態もあるのに・・。


今までこういうある種の無頓着さってむしろ賛美されるものだと思ってた節があった。
自分でもちろん肯定してるし、ある場所では賛美もされる。
だけどやっぱりこういうのは「ちょっとひく」類の行動なんだろうか、いややっぱそうだろう、と最近気付いた。
「そんなわけあるか」と思ってたラーメン屋でも、カウンターには私1人しか女性客いなかった。ほんとじゃん・・。
女1人でラーメン屋ってのは目立つから、スパイは入っちゃいけないな、と思った。
(ハードボイルド小説に未だ影響を受けている)