同郷の同級生が、渋谷から地元へと帰るらしい。
連絡を取り合うほど親しいわけではないけど、お互いの実家が近く、母親同士も面識があるので、母親の井戸端会議ソースでこのことを知った。


私は今、こちら側(都内近郊)の方が友達が多いけど
 あ、いや、なんとなくそう思ってるだけで実は違うのかも。
なんだか年月を経るほどにその数は減っていくものなのではないかと思った。
進学で都内近郊(もしくは地方都市)に移り、Uターン就職せず、社会人デビューもこちらで済ませる。
しばらくしてから実家に戻る、というパターンは結構ある。
そのパターンか、ずっと都内近郊(〃)のパターンか、
迫られたり、決断を下したりする時期に今私の世代(じじくさい言い方)も歩を進めているのかしらん、と思った。


ちょうど、土曜日に会った高校の友達2人もそういう話をしていたので余計にそう思った。
2人とも、過渡期の端っこにある感じだった。
1人は、とても地元に帰ることなど考えもしないようなタイプだったので、前に「まあ、それも選択肢のうちの一つ」と言うのを聞いた時には驚いた。
しかし2人とも、現時点ではあくまで親の要望としての帰郷であって、それに応じないこと、断ることについて話していた。


私はというと、さすがに引っ越してきたばかりだし、親からそんな言葉は聞かない。
でも母親が恐らくそれを一番望んでいるということは、先に家を出た兄の姉への言葉や姿勢をずっと見てきた私にはよくわかる。


ここまで来て、ふとアメリカの事情はどうなのかと思った。
よくアメリカの家庭だと、子供は高校を卒業したら寮に入るかアパートを借りるかして家を出て行くのは当たり前、そうじゃないのはマザ/ファザコン、子供、甘え、ちょっとキモい、くらいに言うじゃない。いやでもそれがノーマルのはず。
で、その後、親達は「マークに帰ってきてほしいわあ〜」とか言ったりしないんだろうか。
でもアメリカの団欒で、三世代が一緒に家に暮らしてるってあんまりない気がする。
おばあちゃんとお母さんと子供、とかなら想像できるけど
じじばば、父母、子供、ってのはあんまり想像できない。
移民家族だと別だが。
どうなんだろ。
しかしたとえばニューヨーク出身の子供が家を出てカリフォルニアに移り住み、中年くらいになってニューヨークに戻るってあんまり想像できないよな。あっちは国土も広いし、物理的に結構大変だよな。
ていうかNYからCAってちょっとありえなさそうなパターンな気もするけど・・けど日本なら大阪−東京って結構あるよね。