文学部ではなかったので、
いくつか趣味でとったクラスを除きまともにスペイン語圏文学を学んだことがない。
だからというわけじゃなく、自動書庫にある本を出してもらう間、近くに外国文学の棚があったので見ていたら目に入ったので借りました。
クレジット見てびっくり。
2007年とかそれくらいの、かなり最近の本でした。
何冊か新しく刷ったんでしょうな。
道理で装丁が今風なわけね。


って今ぐぐったらまだ生きてるし!
現在の最新作がこれらしい。
えええ!
かなりびっくりした。
自分の無知さにもな。
そうそう、ロドリゴだって孫だと思ってたし・・・。
あー、大学でスペイン語教えてくれた全ての先生ごめんなさい。



最初の引用(アレーこういうのなんて言うんだっけ)が川端康成眠れる美女だったのでちょっとふいた。
眠れる美女ってたしかフランスあたりで映画にもされてたような。あくまで「モチーフ」に撮られたって感じだったと思うけど。


しかし文学作家の小説は違いますね。
名文がそこかしこに出てくる。

「この世界で生き残れる乙女座の人って、八月生まれの人だけだものね。」
「そして最後に、恋というのは魂の状態ではなく、十二宮の星宮の位置によるものだということを発見した。」
「『考え違いをしちゃだめだ。おとなしい狂人は未来を先取りするんだよ。』」
「セックスというのは愛が不足しているときに慰めになるだけのことだよ。」

以上メモったもの。
私、生き残れる乙女座の人みたい。
自分のプロフィールで唯一誇れるのは星座です。


ジーニアス・ファクトリー

ジーニアス・ファクトリー

GW終盤に友達に紹介されて読み漁った竹内久美子が紹介していた本。
期待通りおもしろかった!
しかしこれも電車内で読むには若干気まずい。おもしろいから読みましたけど。
そして著者がいい男なのでクソーと思った。
読んでいて衝撃だったのは、結構活躍するノーベル賞精子ベイベーの1人・トムが私と同じ年に生まれていたこと。
最近やん。
(そのうち自分が生まれた年のことを最近なんて言えなくなるんだと思うと悲しいような気も。いや、すでに平成生まれが母になっている今、昭和生まれの私がこんなこと言ったら笑われるのかも)

ドナーホワイトが「精子バンクに精子を寄付するからって何も1人でシコシコしなくてはいけないというわけはない」と言って
奥さんと床に入り出した精子精子バンクに渡していた、というエピソードもおもしろかった。


そういえば前に観たスパイクリーの「セレブの種」おもしろかったな。

セレブの種 [DVD]

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