ロシュフォールの恋人たち デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]

ロシュフォールの恋人たち デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]

私の部屋にはなぜかこの↓↑二作のチラシが飾ってあります。
デジタルリマスター上映とDVD発売開始の頃、
INEAだっけか、がコラボして服をいくつか出してたんだよね。
で、チラシも店内に置いてた。
そしてその頃、上映する渋谷の道玄坂の映画館(なんだっけ名前)で
ルグランのレイトショーをやっていたのです。
INEAで見たチラシの裏にその情報が載っていて、
観たかった映画が映画館で観られる!と喜び勇んでチラシを鞄に入れました。

その時のチラシ。
なので、こっちの映画2本にはそこまで興味がなかったんだけど
「かわいい女の子と服と靴と部屋が観たい」って映画を探すみたいに
「カトリーヌドヌーヴが観たい」
という時がやってきたのでこれを。
↓の方が観たい気持ちが強かったけど、2本借りてよかった。
コーラスラインと比べたら、このミュージカル(?)は踊りのキレというか、あんまりよくないんだけど(大人数で踊ってても揃ってない)
ドヌーヴ様も顔色悪いし姉のドルレアックは怖いんだけど
曲が大好きなのです。
冒頭の曲も、次の曲も、主人公の双子姉妹の歌も、姉ソランジュがピアノで作った曲も、キャラバンの変な男二人で歌う違うアレンジの曲も。
二番目に出てくる曲は有名で、昔CMでも使われてたらしいんだけど私はわからん。
でも、coltraneのmy favorite thingsにちょっと似てる気がする。むしろアレンジが違うだけかと思った。
my favorite thingsも大好きだけど、この曲も本当に好き。
この映画の予告編でも使われてるんだけど、
予告編くらいの短さで聴いても、泣きそうになってしまう。
映画を観ながらも、別に全く泣くところじゃないんだけど涙ぐんでしまった。
曲調もまったく悲しいものじゃないんだけど。不思議だ。
胸のあたりがギュギューッとなる。
あんまり好きなので、そして映画の中の曲ほとんど好きなので、サントラ買ってしまった。
ピアノで始まるところも、トランペットで始まるところも、本当に大好き。
好きだけどフランス語じゃ歌えないよ・・と思ってたけど、よく聴いたら途中は音階で歌ってた。
レミファソソソレドー♪みたいな感じで。
しばらく聴き通すことになりそうです。


ちなみに双子姉妹のかわいさがあんまりなら、他の男連中もイマイチ揃いで
ロマンチスト水平は童顔で気持ち悪いし
アメリカ人のアンディも笑顔が薄っぺらくて寒気がします。
あの笑顔はひどい。笑えます。
でもアンディの歌の出だしはちょっと好き。
ソランジュの曲に勝手に歌つけちゃいました、みたいなやつ。
声は気持ち悪いけど。
そしてこの人、特典のプロフィールによると「雨に唄えば」の人だったらしい。
たしかにこの人のは歌の声も同じだ。
シェルブールの傘のレビューで、ドヌーヴ20歳にして16歳の娘役、口パクで演じる。とか書いてあったので、こっちでも口パクなんだと思う。声の違いはフランス語わかんない上に若いドヌーヴなのでわからん。)


この映画で一番かわいかったのは、双子のかあちゃんがやってるカフェでバイトしてる女の子だと思います。


しかしチラシが毎日目に付くところにあるわけなので
それでなくとも目に入る文字はとりあえず読む癖がついている私
キャッチコピーはほとんど暗記してしまいました。
こっちの映画のそれの一つに「恋は歌って踊ってつかむもの」というのがあって
ふとそれを読んだ時に
「は!!」
と閃光のひらめきが。
そりゃ音痴でリズム音痴だものつかめねーよ!
と。
で、この映画観たけどさ、
概して歌って踊ってる登場人物は恋つかめてないよね。あんまり。
じゃあこれ関係ないね。


シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]

シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]

うーんこっちはあんまり…
でも、断然ドヌーヴが可愛いです。
可愛いというか、美しいです。
あんな髪型に黒いベルベットのリボンつけていいのは、彼女だけですね。
シワをよせたバーバリーもかわいいけど
ピンクと白の色違いで持ってるコートもすごいかわいかった。
合わせの部分が、なんつーの。形がかわいいの。後ろもかわいいの。
デートの時に来てたコーラルピンクのコートもかわいかった。
小さいキラキラしたクラッチから小さい手鏡取り出したりなんかして…もう!やめて!かわいすぎる!
妊婦になってからのシンプルに後ろで束ねただけの髪型もステチ。
この人、昔の人って感じで顔大きいし全体的にたくましい肉付きなんだけど
(だから今の年齢になって、少し短めの髪に襟ぐりが広い赤いドレスなんか着るととんでもない貫禄が出てる)
顔がこんなにきれいだと言うことないです。
王冠を被せられた時の横顔、そして真正面。
あんなに正面から近くで見て、こんなにも美しいというのはどういうことでしょうか。
フランスに足向けて寝てたら罰当たりな気がします。
それに比べ、車の整備工をしてる彼氏の方はいたって普通です。
いや、いい男だけどさ。
それよりドヌーヴ様ですよ。
立派に人妻になった後、喪中のジュヌヴィエーヌ(ヴ?どっち?)も
まあ、今の日本で言う「盛り」でしょうね。とんでもないボリュームの髪にあの黒いリボン。
毛皮のコートでエレガンスを漂わせつつ、黒いリボンです。
ため息です。
顔でかいのに更に頭もでかい。
でもため息です。
恋敵?のマドレーヌは派手さはないものの田舎のかわいい子、みたいな感じなのですが
むかつくところがありません。他の映画だとむかつく感じなんだけどな。


しかし、予告編とチラシを観ていて、
彼氏が戦争に行って終わり、もしくは死んで終わり、だと思っていたので
戦争に行った後「第二部」が始まるのでびっくりしました。
リアルな映画ですね。
間違っても昼ドラにはならない筋書きですね。