物心がついて、その状態に慣れ初めて数年、なんとなく自分の性格というものを自覚するようになってきた頃から
楽しみなことがあると、食意地が張ってパンパンだった私でも
夕飯を軽くとばして早くその「楽しみなこと」をやりたい、と思い
食卓にいてもドキドキしてご飯が食べにくかった。

(でも「ご飯いらない」とは絶対言わない)

緊張で食事が喉を通らない、というのも
この「ご飯が食べにくい」という感覚なんだろうなとかなり間が空いて気付くようになった。
ご飯は緊張していても興奮していても食べにくい。
そして悲しくても怒っていてもあんまりおいしくない。


今特に緊張しているわけでも、悲しいわけでもないんだけど、この「ご飯が食べにくい」状況。
たぶん興奮してるんだと思う。
気が、神経が立っているというか。
そういう時コーヒーや煙草に手を伸ばす癖は止まるどころか更に強くなるので悪循環。
手の先が冷たいような気がするし
脈拍も速いのが自分でもわかる。
でも気が立っているという状態は嫌いではない。