蔵、読み終わったー。
おもしろかったけど、なんか最後は駆け足って感じだったなあ…
毎日新聞の連載小説だったらしいし、そのせいか?
これは宮尾登美子には珍しくモデルがいない小説だそう。
でも美少女が出てくる小説は大好物であります。
しかし、せきが出てきたあたりで「いやー!!絶対やめてー!!それだけはやめてー!!」と心中穏やかではありませんでした。
最後までせきは田之内家にいるし…
絶対意造は佐穂と…と願ってたけど、よく考えたら二人が烈の両親になってたら
烈は蔵元にはならなかったかもだわね。
いやしかし少し昔の話だと思っても、昔と今ではいろんなことが違うのう。
生活も習慣も、着てるものから喋る言葉まで違うんだもの。
今の新潟で、この小説に出てくるような言葉を使う人はどれくらいいるんだろうか。
言葉といえば、作中やたら()付きの標準語解説が目障りで。
そんな言い換えなくともわかるわ!ともぞもぞした。
おまけに何回も同じ標準語置き換えが出てくるもんで
「もうわかったて!」と言いたかったんだけど
これも新聞小説だったせいなのね。きっと。

この小説の中の新潟弁(新潟県内でも地方によって結構違いがあるらしい)、
らろも(だけど)、とか 嫌ら!とか
なんかピノコの喋り方に似てるって思ったのは私だけじゃないはず…
だ行の濁音が↑のようにやわらかくなるんだけど
東北弁にある強さのような雰囲気もあってそこがまた妙。
気になったのは、嬉しい を 嬉ぇし、とか
寂しいを 寂いし、とか ありがとう を ありぃがと とか
間を少し伸ばす言い方。
実際口にした時と文章上では雰囲気も違うかもしれないので、
耳にしたらどんな感じなのかと気になった。
この小説、会話がとても多いんだけど
それは主人公の烈が先天的に目を患っていて、14歳くらいでついに全盲になるっていう設定のせいなのかも。
でもそれだけに方言がとっても印象に残ります。



しかしこれだけ地方色の強いものを立て続けに読むと、
群馬が舞台の小説てないんかな、とそっちに気が。
でも聞いたことないなあ。
なんかあるのかしら。


というわけで次はまた文庫に戻れます。はー腕疲れたわ。
今日今週初めて整骨院行ったけどバリバリでした。
行くと少しは楽になるというか、マッサージされてる最中はいいんだけど
終わったらまた肩も首も重い。
あと今日気付いたんだけど、
私昔からうつ伏せすると苦しい。これはもしかして、デブだから・・?
怖い。
運動したら凝り性も和らぐとは思うものの
寒いし、動いたら汗かいて、その汗がひくとまた寒い
というルーティーンを思うと・・もごもご。
だめですなーー
ああお風呂入ろう